LASÉE BEAUTY MAGAZINE--下着できれいになる! 文・齋藤薫--
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提言 I 下着の女性学

"似合う下着"をつけている人が、やっぱり美しい

きちんと試着をして選んだ下着は、見た目にも、自分のからだにも似合っているはず。それは、プロポーションを良くして若々しく見せるだけじゃない、女としての自信まで呼び起こしてくれるもの......。

□あなたは、下着をつけた姿を鏡でチェックしますか?
□あなたは、自分に似合うという基準で下着を選びますか?
□あなたは、下着をちゃんと試着しますか?

 妻や恋人にどんな下着をつけてほしい? 男性にそう聞くと、実は意外なほど多いのが、こういう答えだったりする。「彼女に似合う下着なら、どんな下着だっていい」。
 もちろん、具体的な色やデザインをあげるのはちょっと抵抗があるということだろうが、一方で男たちは、女のファッションについて聞いてもやっぱり同じことを言う。「似合えばどんな服でもいい」と。
 それは決して"どうとでもお好きに"という投げやりな答えではない。彼らは心底、"その人に似合うこと"こそ重要と考えているのだ。なぜならそこには、女の分別とセンスがそっくり示されるから。男は女のファッションを通じて、むしろそこを見ているのである。人としてどうか? ということを。そして下着も同様、自分という女にふさわしい下着を選べるかどうか、そこで女を判断しているのである。
 でも、ひょっとすると女性たちには、"似合う下着を選ぶ"という発想がもともとないのかもしれない。なぜなら、人に見せて歩くものじゃないから、下着こそもっと自由に、つけたいものをつければいいんじゃない? と私たち女は考える。下着ならばこそ、冒険もできるのじゃないかと考える。だから、むしろハッとしたはず。"似合う下着を選ぶ"......それは一理あると。
 実際、自分に似合う下着をきちんと選べた時、不思議だけれど、実は体も明らかにキレイに見える。サイズが合っていることはもちろんだけれど、見た目に似合う下着を選べた時、プロポーションが良く見え、おそらくは若々しくも見えるはずだ。男たちもきっとそれを望んでいるのだろう。下着選びにも分別をもち、センスを駆使してほしいと願うのはもちろん、やっぱり全体として美しい下着姿を見たいという、素直な想いをそこに託している。
 何より、モノとしての下着には心が動かない。女性がそれを身につけて美しい下着が美しいということなのだろう。
 そして私たちも、似合う下着を身につけた自分の姿を鏡に映すと、誰だってちょっと悦に入る。そしてがぜん自信が持てる。自分はまだまだ美しいと胸を張れるはずで、そういう自信が洋服を着ても内側からにじみ出て、その人を美しく輝かせるのは間違いないのである。
 だから似合う下着を。だからなおさら、下着はきちんと試着して。