LASÉE BEAUTY MAGAZINE--下着できれいになる! 文・齋藤薫--
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提言 II きれいの知恵

人は3年に一度、年をとる

見た目の老け感は、誰もが避けられない道。でもたとえばそれを少しでも遅らせることができたなら......。誰もが覚えておきたい、化粧品を使わないアンチエイジング術!

 気づいていただろうか? 人は"1年ぶり"の再会ではお互いさほど「変わった」とは思わない。"2年ぶり"でも明らかな違いは感じないはずだ。でも"3年ぶり"だと、さすがに"変化"が目に見える。だから"4年を経た再会"では、お互いハッキリこう思うはずなのだ。「この人も、老けた」と。 
 人は3年に一度、年をとるからである。ある化粧品メーカーが、"見た目の印象"に関する詳細なデータをとり、平均的に人は3年で見た目が大きく変わることを実証した。なるほど、本当にそうかもしれない。3年に一度の運転免許証の写真には、毎回がっかりさせられる。
 もちろん、1年1年人は少しずつ、でも確実に変化していくが、1年め2年めはまだ内側での変化にとどまっている。ただそれが3年分たまると、さすがに形になって目に見えてくる。そういうこと。
 逆を言うなら、人は1年2年じゃ年はとらない。それほど急に年をとっていくわけではない。であるならば、衰えへの対処の仕方も自ずと変わってくるはずだ。坂を転げ落ちるように年をとるのじゃなく、下りだとわからないほどゆったりした坂を下っていくなら、その変化をもっとゆったりしたものにすることだってできるのじゃないか? そう思うのだ。
 ひとつの方法として、3年前の写真をいつも持っていて、その顔立ちを目に焼き付けること。自分の顔は鏡や写真でしか見られないけれど、でもその分、ちゃんと視覚でなぞることで、そのバランスを"形状記憶"するといった不思議な力が人には備わっている。鏡をしばらく見ないでいると、顔のあちこちがゆるんできて顔だちが少し変わってくる、と言われるように、人の視覚にはナチュラルなリフトアップ効果が備わっているのだ。
 だから、3年前4年前の写真を時々眺めて、自然なリフトアップをしてほしい。それはとても効果的な、もうひとつのアンチエイジングとなるはずなのだ。
 衰えは、"形になる"まで、ある種の潜伏期間がある。執行猶予の期間がある。だからその間に、しっかりと3年前の顔を顔に記憶させること。言い換えれば、顔にいつも少しの緊張感をもっておくことなのだ。そういうことが日頃できていたら、人は年をとらない。5年ぶりに会っても、10年ぶりに会っても、「全然変わらないね」と驚かれるはずなのだ。