
キレイの分かれ道は、むしろ口もとにある
■100点か、0点か、美しくも厄介な赤の口紅
この秋冬は、確かに赤の口紅が目立っている。今までグロスばっかりで"口紅"を塗る習慣そのものがなかった人までが、今シーズンは赤の口紅に挑んでいたりするのだ。
赤の口紅は、言うまでもなくメイクの主役。化粧品のシンボルと言ってもいい存在。だからみんなどこかで憧れていながら、ハードルが高くてなかなか手を出せずにいた。
でもひとつの流れとして、"口紅"への回帰やクラシックなメイクのトレンドが、赤を塗りたい気分を運んできたのだ。さらに誰かが塗るなら、私も挑んでみたいという連鎖も加わって、赤を塗る人が本当に多くなってきた。
でも試してみてわかったはず。やっぱり赤って難しい。決まれば100点満点の色。でも一歩間違えると0点になる。明らかに失敗メイクになる。赤で痛い目に合った人は、また"色なし唇"へ逃げ込んでしまうのかもしれない。
なぜそんなに赤は難しいのか? それはひとえに、口もとを最大級に目立たせる色だから。そして口もとは、キレイの生命線。リップメイクの失敗は、致命傷になるからなのだ。
■目もと美人よりも口もと美人
キレイはどこで決まるのか?というなら、実は目もとよりも口もと。目もと美人より口もと美人のほうがより美人、という法則がある。逆を言えば、口もとに難があると、目がいくらぱっちりしていても、目もとがいくら涼やかでも、やっぱり美人には見えないということ。
ちなみに一重を二重にしても、実のところ顔立ちそのものはそう大きくは変わらないが、口もとを変えるとまるで別人になってしまう。顔の造作の決め手が口もとにある動かぬ証だ。その人の清潔感や気品を決めるのも、目もとじゃなく口もとなのである。
だから口もとメイクは、失敗が許されない。だから赤の口紅は、キレイの決定的なカギを握っているとも言えるのだ。赤の口紅が唇の上で少しでも乱れていたらキレイは台無し。でも赤が決まれば、目が覚めるような美人に見える。そのつもりで挑んでほしい。キレイを決定づけるメイクをしているのだという自覚をもって。







