LASÉE BEAUTY MAGAZINE--下着できれいになる! 文・齋藤薫--
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Archive! 美の法則
『COLD SLEEP』
DVD発売中 ¥6,090(税込)
2010年10月に新国立劇場で上演されたルジマートフ氏との共演による舞台「COLD SLEEP」のライブ盤DVD。

耳で目で美容する、ヴァイオリンミューズ川井郁子の世界

スキンケアやメイク、もちろん下着選びだけが、美容ではない。心揺さぶるような音楽を聴くことも、ひとつの美容。そこで、特にラゼ世代に知っていてほしいのが、川井郁子さんの音楽。多面的な魅力をもちあわせたグラマラス美を、その耳で、目で、感じてほしい。

 フィギュアスケートの季節になると、私たちはほぼ毎年この人の曲を必然的に耳にすることになる。そのくらい、フィギュアの世界で圧倒的な人気を誇るのが、ヴァイオリニストにして作曲家の川井郁子さんの音楽なのだ。
 耳慣れたメロディーであっても、明らかにインパクトが違う。川井さんによる編曲と、川井さんが奏でるヴァイオリンによって、比べようもないほどにドラマチックな曲に生まれ変わっている。その独特な構成が、短い時間に感動を伝えなければならないフィギュアにはもってこいなのである。
 今シーズン、あの村上佳菜子選手がショートプログラムで使用している"ヴァイオリン・ミューズ"も、昨年の羽生結弦選手の"ホワイト・レジェンド"も、この人の作品。ちなみに"ホワイト・レジェンド"は、チャイコフスキー「白鳥の湖」をベースにしたもの。荒川静香監修の『フィギュアスケート・ミュージック・コレクション』というCDには、14曲中4曲も川井郁子さんの曲が収録されている。これを聴くと、この人の音楽がどれだけ感動効果の高いものかを思い知らされる。
 でも今回、川井郁子さんという人を取り上げたのは、それだけじゃない。この人の舞台を、演奏風景を、ぜひとも見てほしいから。この人は、音楽の天才的才能と美貌を兼ね備えていることでも有名で、とりわけプロポーションの素晴らしさは、クラシック界随一ともっぱらの噂。痩せているのに、驚くほどグラマラス。美しいメリハリのあるプロポーションは、まさしくヴァイオリンのよう......と称賛されている。
 まるで歌うように全身でヴァイオリンを奏でる姿は、ヴァイオリン・ディーバとも呼ばれるほどで、ともかく、コンサートというより目でも感動させるこの世にひとつのパフォーマンス。その舞台を見るたびに思う。女のからだはただカーヴィなだけではなく、美しい音楽を奏でるような崇高なものでないといけないと。
 グラマラスな女のからだは、単にセクシーなだけじゃない、むしろ存在を神秘的なものに見せることがわかってくる。特に20世紀最高のバレエダンサーのひとりとも言われるルジマートフ氏とのコラボレートで、本人も踊りながらヴァイオリンを弾くという異色の舞台で好評を博した「COLD SLEEP」は、川井さんの美しさが際立っている。ただゴージャスなだけじゃない、この上なくエレガントでノーブル、そういうグラマラスってあるのだと、この人は教えてくれるのだ。
 現在すでに44歳、一児の母。N.Y.カーネギーホールでのコンサートでも大絶賛を浴びた日本が誇るヴァイオリンミューズの音楽は、明らかにもうひとつの美容である。